あなたの目指すべきものを明確化する理由は、目標が潜在能力を引き出す最高の仕掛けとなるからである。棒高跳びの場合でも、頭上高くに目標となるバーがなければオリンピック選手でも高く飛ぶことはできません。脳のメカニズムで説明したとおり、人間の脳は「できる」とイメージしたことを必ず実現する。そして、その逆に「できない」と思ったこともまた、そのとおりの「できない」未来を実現する。
つまりは、人間の「能力」とは「できる」と思うことによって発揮されるものであり、かつ成功の大きさとは、いかに大きく高い目標を「できる」と本気で信じきれるかの差なのである。
さて、ここからは西田先生の教えをポイントごとに書いていこうと思います。
野望を描く6つのポイント
ポイント①
目標は「NO1」を目指せ
まず、あなたの目指す成功目標を改めて明確化し、そして文章にする。
この「書く」という行為は、脳で考えている自分の思いを、しっかりとIRAまで送り込むために非常に重要な作業であるから、なんとなく「ああしたい」「こうしたい」という願望だけがぼんやりとある方は、ここではっきりとその思いを言葉にしていただきたい。
ポイントは必ず「最終的な到達目標を「NO1」にすること」が重要である。プロ野球なら大リーグ、サッカーならセリエAなどの「世界最高峰のプロリーグで優勝する」ことを目標としていただきたい、ということです。西田先生の指導方針は「NO2ではなくNO1を目指せ」だからだ。今はまだ実力がない人でも、必ず同じ方針で臨む、これはもちろん、その人の潜在能力を最大に発揮させるために他ならないからです。
というのも、目標を最高のところに置く人間と、とりあえず「ぼちぼち」を目指す人間とでは発想も考え方もまるで違ってくるからだ。すると、自然と時間の使い方や、その密度が変わってくる。だからこそ、NO1を目指すことが重要なのである。
それは「ロマン」である。100万人いれば、100万分の1しか確率がない。それを敢えて目指すのだから、合理的な選択とはとても言えない。しかし、だからこそ理屈の脳ではなく、IRAから強力なエネルギーが引き出されるのである。
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